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当院では、診療するときには、常に歯科用手袋(グローブ)を着用しています。
同時に何人かの患者さんを診療していく場合には、患者さんの間を移動するごとに新しいものを使用するので、1人の患者さんの1回の診療で,何枚もグローブを使用することも多いです。
ここで興味深いデータがあります。
嶋らの報告によると、グローブを常時使用している歯科医院は84.4%だったが、患者さんごとに新しいグローブに交換しているのは、わずか7.4%とのこと。
つまり、ほとんどの歯科医院ではグローブを使い回しをしている
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他の人の治療に使ったグローブを、あなたの口の中にも入れている・・という現状があるのです。
もちろんグローブを着用した手を洗ったり、消毒液に浸したりはしているかもしれませんが、それだけでは前の患者さんの治療で付着した菌は、完全には取り除けません。
「グローブの使い回し」と聞いて、多くの方は「生理的になんか嫌だな・・」と感じられるでしょう。
しかし、気分の問題だけではありません。
患者さんの唾液などに含まれる細菌やウィルスが、先生やスタッフの手袋を介してあなたにうつってしまう、「院内感染」の危険性があるのです。
なのにどうしてほとんどの歯医者さんで「グローブの使い回し」が行われているのでしょうか。おそらく、
理由その1:手間がかかる
(グローブを外す→手洗い→新しいグローブを着ける→手洗い)
理由その2:コストがかかる
(変えれば変えるほど、当然コストはかさみます。しかも、治療費には反映されない部分です。)
まさに、その歯科医院の、院長先生のモラルが表れるところです。
もちろん、グローブをしない、あるいはグローブを交換しないから不衛生、問題があるとは言えませんが、グローブを患者さん毎に交換する方が現時点では衛生的なのではないでしょうか。
徹底した滅菌処理
滅菌には、大変な手間がかかります。
残念ながら、現行歯科医療制度では滅菌コストは十分に算定されていません。
皆さんは「滅菌は当然の事」とお考えでしょうが、医院側のモラルとコスト負担に支えられている事をご理解ください。
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